音訳語「珈琲」の歴史
(『阪大日本語研究』33、2021年)
日本で使われているコーヒーの名称の漢字表記「珈琲」が日本で作られたとする説──さらには、その考案者を蘭学者の宇田川榕庵(榕菴)として特定する、インターネットで流布している説──の誤りを明らかにし、「珈琲」という表記の初期相およびそれがその後たどった数奇な運命について述べました。
大阪大学のリポジトリで公開されています(→
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)。
中国語におけるコーヒーの名称の変遷は
こちら
の論文で考察しました。
改訂版を次の拙著の一部として出版しました。
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田野村忠温『近代日中新語の諸相』
(和泉書院、2023年)